東洋のラスベガスと言われたマカオがラスベガスを抜いて世界最高の収益を誇るギャンブルシティとなったのは、数年前の事です。ポルトガルへの99年の租借が終わり、97年の香港返還に続き、99年に中国へ返還。ギャンブルや風俗営業を認めない中国に戻ってカジノ王国も終わってしまうのか、と思いきや、返還の混乱を中国政府が避ける意味で一国二制度と呼ばれる制度が作られ、香港とマカオは特別行政区として、それまでの体勢を50年間維持する事が認められたのです。つまりマカオの場合は、カジノと風俗営業が中国返還後も認められる事になったんですね。
　そうした中国の柔軟な方針が世界の投資家たちに支持され、新たなカジノが次々作られ、ラスベガスから１位の座を奪い取るに至ったのです。
　カジノと同じくマカオでは風俗店の営業も認められました。カジノあるところ女あり！　正式に風俗営業が認められた事で、マカオには世界中から美女たちが集まって来たんですね。
　しかし、マカオの住民たちに認められた自治権でしたが、特別行政区を管理する議員たちに中国本土の人間が入り込んで来る事で、少しずつ様子が変わっていきます。特に中国本土から大勢の観光客が訪れるようになると風俗産業への締め付けが強まっていったのです。

　最初に目を付けられたのがマカオで格安で遊べると評判だったホテル置屋でした。外見は普通のエコノミータイプのホテルですが、中へ入ると女のコたちが待機しており、ホテルの部屋を時間貸しして遊べるようになっていたのです。値段が安いので本土から来た庶民男性がハマるのはマズい、と言う事になって、すべて普通のホテルへ衣替えさせられてしまったのです。
　これに続いて行われたのがホテル入口や壁にデカデカと出していた風俗店の看板の撤去です。表向きはマカオを家族連れでも遊びに来られる健全な装いにしよう、と言うものでしたが、これも中国本土からの観光客に風俗営業をアピールしないようにとの配慮であったと言われています。何度もマカオで風俗遊びしている人なら、風俗店の看板がなくても店のある場所を知っているので特に問題はありませんが、初めてマカオへ来た人はどこに風俗遊び出来る店があるのか分からず、ウロウロ。それによってお客さんが激減し、店を閉めざるをえない風俗店が出て来てしまったのです。特に被害が大きかったのが夜總会と呼ばれる連れ出し出来るナイトクラブで、最盛期には30軒以上あったものが今では片手で数えられるほどにまで激減してしまったのです。

　そしてマカオ風俗衰退を決定付けたのが、リスボアホテルでの一斉摘発です。このリスボアホテル１階の商業スペースにフリーランスの女のコたちがワンサカ居て、エリア内をゆっくりした速度で巡回し、男性に声を掛けて、自分たちが泊まっているリスボアホテルの部屋で風俗営業をしてたのです。そのフロアをクルクル回る姿から『リスボアの回遊魚』と呼ばれ、遊ばなくても彼女たちを一目見ようと男どもが集まるマカオ風俗のシンボル的な存在だったんですね。あの摘発を知って『マカオの風俗は終わった！』と言う方も少なくありません。
　それでは本当にマカオの風俗は終わってしまったのでしょうか!?　確かに全盛期に比べ遊べる店の数は少なくなってしまったのは事実ですが、マカオにはエロサウナがある！　エロサウナ健在なうちはマカオの風俗が終わったとは言えないのです。

　女性と遊べるサウナは世界各地にあります。ロシア、ドイツ、そしてブラジル。中国本土にも多数存在しています。裸となって過ごし、マッサージなども受けられるサウナの性格が、女性遊びにピッタリなんでしょうね。マカオのエロサウナはその伝統も古く、風俗営業が認められていた事もあってエンターテイメント性に溢れたエロサウナが次々に作られていったと言われています。
　遊び方の流れは、普通のサウナと同じようにロッカーでガウンに着替え、大浴場とサウナ室で汗を流します。そして一段落したら休息室でフカフカのリクライニングソファーでリラックス。そうしてくつろいでいると突然音楽が流れ出し、係員が大浴場へ行くよう促します。で、行ってみると色っぽい衣装に身を包んだ女のコたちが次々現れ、ズラリ勢揃い。大きな店だと50人を越える女のコが顔見せに登場するって言うんだからビックリです。これを見るだけでマカオに来た甲斐のあるイベントと言えます。
　彼女たちは国籍、人種も様々で、お隣り中国本土からやって来た中華レディを筆頭にタイ、インドネシア、ベトナムなどの東南アジア勢。韓国、台湾、そして日本!?の東アジアの女のコもおります。そして金髪好きにはたまらないロシア、東欧の女のコ、変わり種では黒人女性も居たりするのですから、まさに美女博覧会状態です。
　モチロン彼女たちは観賞するだけでなくすべて遊べる女のコたち。美貌、人種によってプレイ代が異なるので、選ぶ時には係員に値段を確認しながらお財布と相談してパートナーを決めましょう。
　女のコが決まったら係員がもう一度値段を確認してくるのでOKすれば女のコは準備に奥へ行き、用意が整ったら係員が個室へ案内してくれます。
　プレイ時間は１時間。豪華な個室でねっとりしたサービスが受けられます。プレイが終わって個室を出る時にチップ用の用紙を渡されるので、そこに値段を書いてサインとロッカーナンバーを書き込み休憩室へ戻ります。

　女のコたちの顔見せは30分に１回程度の頻度で行われるので、まだ頑張れるのなら再チャレンジするのもアリ。サウナ自体は12時間程度滞在出来るので、時間があればゆっくりくつろぐ事も可能。軽食なら無料で食べられます。
　プレイ用の女のコの他にも大浴場には身体を洗ってくれる女のコ、アカスリをしてくれる女のコ、そして休息室でマッサージをしてくれる女のコもおります。すべて有料サービスですが、リッチに過ごすのであるならあれこれ試してみるとマカオのエロサウナの魅力が堪能出来ると思います。
　気になる料金ですが、店、遊んだ女のコのクラスで大きく変わってきます。最も安い女のコと遊んだ場合には２万５千円程度。上は４～５万といった所でしょうか。折角の機会なので金髪と遊んでみるのも良いかもです。
　マカオで最も楽しいエロサウナをご紹介致しましたが、サウナに入るのは得意じゃない、と言われる方には浴室と呼ばれる風俗がオススメです。こちらはプレイ内容は日本のソープランドと同じですが、女のコたちは実物を見て選べる、エロサウナと同じく世界各国から美女が集まっている、と言う特徴があります。昔から『マカオへ来てダーリンで遊ばないのはバカだ』と言われるほどの浴室の人気店ダーリンは外せないでしょう。

　今、マカオで遊べる熱い風俗をご紹介して参りましたが、マカオにはもう一つ大きな問題があります。それはマカオへの玄関口である香港の民主化デモです。中国政府の押しつけ政策に反発した市民たちが連日のようにデモを行い、香港空港が閉鎖される事態が起こっているのです。今は空港をデモ隊に占拠されないよう警備が強化されていますが、何かあって空港が閉鎖されるかも!?　と不安があっては香港経由でマカオ旅行しようと言う気にはなりませんよね。
　遊びに行ってはみたいけど香港問題が心配だ。そんな皆さんに安心してマカオ旅行を楽しんで頂ける道が実はあるのです。それは日本からマカオにある空港へ行く、と言うものです。現在、マカオと日本との間にはマカオ航空の定期便が飛んでおり、行き帰りともマカオ空港を利用すればすべてOK。マカオは香港と同じく中国の特別行政区ですが、マカオは中国本土との関係も悪くないので、香港のようなデモが起こる可能性はありません。今なら香港騒動で観光客の数が減っているので、逆にノンビリ過ごせますよ。
　マカオならではの高級感満点の風俗、カジノを是非、この機会に堪能されてみては如何でしょうか。